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レインコートを着た犬 


2015.08.26
Wed
09:24

レインコートを着た犬
中央公論新社
吉田 篤弘

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<月舟町シリーズ>は、『つむじ風食堂の夜』→『それからはスープのことばかり考えて暮らした』→『レインコートを着た犬』→番外編『つむじ風食堂と僕』という順番なのだが、『それからは・・・』を読み始めてすぐに図書館から『レインコート・・・』が来てしまったので、順不同になるけれども、これを先に読むことにします。

内容(「BOOK」データベースより)
小さな映画館“月舟シネマ”と、十字路に建つ“つむじ風食堂”を舞台に、「笑う犬」を目指すジャンゴと、彼を取り巻く人々による、雨と希望の物語。月舟町シリーズ三部作・完結編。
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コメント

感想
<月舟町シリーズ>3作目。図書館の予約の都合で、2作目より先に読んだ。映画館で飼われている犬ジャンゴが語る月舟町の人々の話。寡黙な映画館の直さん、べらんめぇの古本屋の親方がいい感じ。ここに書かれているような昔ながらの映画館がなくなってしまったのが心底悲しい。ところで、犬の話には理屈抜きに弱い。しかもジャンゴみたいな犬なら尚更。涙を流す話でもないのに、ジャンゴの一挙手一投足に今は亡き愛犬の姿を思い出しては涙が浮かぶ。ひたむきに周囲の人間の気持ちを考えているジャンゴ、犬という生き物は実際素晴らしい。人間の唯一の友と言われる犬。人間は裏切るが、犬はけして裏切らない。そんなことを思いつつ、ほとんど泣きそうになりながら読んだ。愛おしくてたまらない本。
【2015/08/29 18:55】
URL | schazzie #uoSKjgR6 *編集*

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