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クリスマス・カロル 


2014.12.24
Wed
00:21

クリスマス・カロル (新潮文庫)クリスマス・カロル (新潮文庫)
(1952/11)
ディケンズ

商品詳細を見る

§…読書中…§

内容(「BOOK」データベースより)
ケチで冷酷で人間嫌いのがりがり亡者スクルージ老人は、クリスマス・イブの夜、相棒だった老マーレイの亡霊と対面し、翌日からは彼の予言どおりに第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問する。炉辺でクリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人々や、自分の将来の姿を見せられて、さすがのスクルージも心を入れかえた…。文豪が贈る愛と感動のクリスマス・プレゼント。


【Schazzie's Comment】

翻訳者の村岡花子さん同様、毎年クリスマスに読む本。
何となく児童文学のようなイメージを持っていたけれど、子供の頃は怖くて読めなかった。大人になってようやく意味が分かり、これはけして児童文学ではない。大人こそ読むべき本だと認識を改めた。人間誰しも年をとるにつれて頭が固くなり、偏屈になったり、へそ曲がりになったりする。そうなってはいけないと自戒の意味で毎年読んでいる。1年経って忘れかけた頃にまた読む。何度読んでも新鮮な思いにとらわれ、毎回感動している。失いたくない素直な心、他人に対する愛情と善意を思い出させてくれる本。この本を読んでもなお頭が固く、偏屈でへそ曲がりな方には、DHA & EPAを摂取することをお薦めする。

ディケンズの翻訳はあまり良いものがなく、日本語で読むのが辛い(原書ではもっと辛いが、雰囲気は損ねないだろう)のだけれど、村岡さんの翻訳は好き。私が生まれる前に訳されているにも関わらず、けして古臭く感じない。また、ディケンズの文体もよく捉えていると思う。ジョン・アーヴィングが敬愛するディケンズ。その理由がよく分かるような訳が小気味良い。
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category: FICTION

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コメント

感想
毎年クリスマスに読む本。日頃は生活に追われて忘れがちな愛や善意を思い出させてくれる本。でも、改心できるスクルージは、根っからの悪人ではなかったのだなと思う。しかし世の中には頭が固くて偏屈でへそ曲がりで、どうやっても素直な気持ちになれず、自らを振り返って反省することもできない不幸な人は沢山いる。頭は柔らかくしておくに限るとつくづく思う。そして毎年読んでいても毎回新鮮で、飽きの来ないこの本は、文句なしに名作だと思う。
【2014/12/27 04:37】
URL | schazzie #uoSKjgR6 *編集*

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