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孤独の発明 


2013.06.23
Sun
00:14


<原書>

Invention of Solitude/Paul Auster (著)
ペーパーバック: 192 p ; 出版社: Penguin USA ; ISBN: 0140106286 ; Reprint 版 (1988/05/01)
Amazon.com
Beginning with the deconstructed detective novels of the New York Trilogy, Paul Auster has proved himself to be one of the most adventurous writers in contemporary fiction. In book after book, he seems compelled to reinvent his style from scratch. Yet he always returns to certain preoccupations--most notably, solitude and coincidence--and these themes get a powerful workout in this early memoir. In the first half, "Portrait of an Invisible Man," Auster comes to terms with the death of his father, and as he investigates this elusive figure, he makes a rather shocking (and enlightening) discovery about his family's history. The second half, "The Book of Memory," finds the author on more abstract ground, toying with the entwined metaphors of coincidence, translation, solitude, and language. But here, too, the autobiographical element gives an extra kick to Auster's prose and keeps him from sliding off into armchair aesthetics. An eloquent, mesmerizing book.



<翻訳書>

孤独の発明/ポール オースター (著), Paul Auster (原著), 柴田 元幸 (翻訳)
文庫: 307 p ; サイズ(cm): 148 x 105
出版社: 新潮社 ; ISBN: 410245103X ; (1996/03)
内容(「BOOK」データベースより)
私の父は、52歳で離婚し、ニューアークの家で、ひとり孤独に死んでいった。父の死を伝え聞いた私は、15年ぶりに帰郷し、遺品の数々と対峙する。そこで、私は一冊のアルバムを見つけた。夥しい父の写真。私は曖昧な記憶をたどり始める。父の孤独な精神の闇。父の父(祖父)をめぐる不幸な殺人事件…。見えない父の実像を求めて苦闘する私。父子関係をめぐる著者の記念碑的作品。



[MY OWN REVIEW]

The Invention of Solitude
(1982)

まずこれがオースターの自伝であるかどうかはともかくとして、父親と子供の関係についての思いは、第一部、第二部とともに、オースターの本心であると思う。

第一部「見えない人間の肖像」は、父親の死について。
個人的にこのテーマに弱いのだが、不覚にも大泣きしている自分に驚いた。同様に、ブレイク・モリソン『あなたが最後に父親と会ったのは?』を読んで涙したことがあるが、これは無理やり自分の父親との共通点を見出すことで、モリソンにとってすでに過去になってしまっている父親の思いに共感を得ていた。共通する父親の職業や所持品などに、思いを寄せたものである。

しかし、今回は全く違った意味で、しかも声をあげて泣くほどだった。そのわけは、オースターが父親を過去のものとしていないこと、突然見えなくなった今でも父親を愛し、求めていること、父に辿り着かないことには自分にも辿り着かないかのように、懸命に、執拗に、見えない人間の肖像を描こうと苦闘しているところにある。

訳者の柴田氏曰く「父は見えないという事態よりもはるかに、父を見たいというオースターの願望である」とする切ないほどの思いが、同様の思いを抱く、私の心の鍵を開けてしまったのだ。その感慨があまりに大きく、父子の関係以外のないようについては、いまだ噛み砕けていない。ただ、第二部の「記憶の書」は、オースターの知性の宇宙が展開されており、のちの『リヴァイアサン』に繋がっているように思う。『リヴァイアサン』を読んでいるうち、同じ本を読んでいるような錯覚に陥った。
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category: ポール・オースター

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