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ニール・ゲイマン『壊れやすいもの』の翻訳 


2013.06.03
Mon
18:37

『コラライン』の作者で、ファンタジー作家のニール・ゲイマンの『壊れやすいもの』を読み終えた。

指輪のようなハイファンタジーでもなく、ハリポタのようなエブリデイ・マジックでもない、ブラッドベリ的な独特の世界が詰まった短編集。もともとゲイマンファンでもあるので、その世界自体は好き。

しかし、これは翻訳者が嫌い。何度読み返しても日本語として辻褄が合わない部分があるし、巻末のゲイマン自身が「本書について」書いた部分の訳では、現在活躍中の作家マイケル・シェイボンをチャボンと表記するなど、信じられない訳をしている。本当に英米文学の教授ですか?と思う。

知らない事柄でも、今の時代ネット検索ですぐ調べられるのだから、調査を怠っているとしか思えないし、例えシェイボンを知らなかったとしても、チャボンと読むことは英語として有り得ないのではないか?と思う。

それに、ゲイマンとシェイボンは作風的にも遠くない作家だから、そのあたりの翻訳家なら知識として当然知っていておかしくない存在だろう。

さらに、前後の辻褄が合わず、もしかして訳し忘れた部分があるのではないか?と思う箇所もいくつかあって、それはそもそも当の作者が書いていないのか、はたまた本当に翻訳者が訳し忘れたのかは分からないが、何度も読み返す羽目に陥り、余計な時間がかかって物語がスムーズに進まなかったりする。何度読み返しても変なものは変なのだが。

ゲイマンが文学的に特に優れた文章を書くとは思ってはいないから、ゲイマン自身が書いていない可能性は大いにあるけれど、それなりにキャリアのある作家なのだしね。

ともあれ、翻訳はとても難しく大変な仕事だけれども、「日本語として話が通じない」のと「調査を怠っている」と思われる翻訳には腹が立つ。重箱の隅をつつくつもりはないが、敢えてつつかなくても嫌でも目に付く。

世の中に「日本語の表現として上手くない」という翻訳はいくらでもあるが、上記の2つはそれ以前の問題。プロフェッショナルとしては有り得ないことだと思う。
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