![]() | 火星の古代帝国―合本版・火星シリーズ〈第4集〉 (創元SF文庫) (2002/09) エドガー・ライス バローズ 商品詳細を見る |
中断していたのを再開。
<内容(「BOOK」データベースより)>
合本版最終集。『火星の古代帝国』は、太古に滅びたはずの白色人帝国に迷い込んだカーターと孫娘ラナの脱出劇。『火星の巨人ジョーグ』には、一万体の人間と大白猿をして作られた巨人がヘリウム空軍と戦闘を繰り広げる同名中編と、突如飛来した木星人にカーターが木星へ連れ去られる「木星の骸骨人間」を収める。また巻末に、人造人間ものの単発長編『モンスター13号』を収録した。
SCIENCE FICTION | comment(0) |
![]() | One Summer's Night (Avon Light Contemporary Romances) (2000/04) Mary Alice Kruesi 商品詳細を見る |
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★毎年恒例のSummer Reading。去年もこれを読もうとして、図書館に予約した本がどっさり入って来てしまったので、中断。今年こそは!
ROMANCE | comment(0) |
![]() | ザ・ロード (2008/06/17) コーマック・マッカーシー 商品詳細を見る |
<内容紹介>
世界は本当に終わってしまったのか?
滅びゆく大陸を漂流する父と子の
壮絶な旅路を描く、巨匠の代表作。
ピュリッツァー賞受賞。
<著者紹介>
マッカーシーを知らない人もまだまだたくさんいると思うので、この機会に『ザ・ロード』の訳者あとがき(翻訳・黒原敏行)から抜粋して、紹介したいと思います。マッカーシーは、これまでの作品から西部の作家と思っている人も多いでしょうが、実は南部の作家であるということも、日本ではあまり知られていないかも…。
※※※※※
コーマック・マッカーシーは1933年にロードアイランド州に生まれ、4歳のときに一家とともにテネシー州ノックスヴィルに移り住んだ。父親は東部エリート階級に属する弁護士で、一家は裕福だったが、コーマックはむしろ南部の土俗的世界に惹かれ、知能は高いが学校が嫌いだった。早くから「はみだし者」を自覚し、テネシー大学を中退したあとは定職につかず、ときおりいくつかの財団から創作助成金を受けながら、貧困生活の中で執筆を続けた。
1985年の『Blood Meridian』までは、作品を発表する以外にはいっさいの発言をせず、知る人ぞ知る「玄人好みの作家」だったが、『すべての美しい馬』が全米図書賞と全米批評家協会賞を受賞するとともにベストセラーとなり、ようやく新聞雑誌のインタビュー記事が二本出たあと、『ザ・ロード』の刊行後はテレビでのインタビューにも応じて読書界を驚愕させた。
こうして広い読者を獲得し、作品の映画化が続いて、時の人になっているコーマック・マッカーシーだが、主流文学の世界での評価はすでに不動のものであり、現代アメリカ文学界を代表する重鎮の一人と目されている。
Amazonから、コーマック・マッカーシーの新作の日本語版『ザ・ロード』が届いたので、早速読み始めた。昨年映画にもなった『血と暴力の国』に続いてこれが翻訳されことは、寡作なマッカーシーにしてみれば異例とも言えるけれど、日本語版は今年6月に出版されてからもうすでに3版を重ねているというから、アメリカではいつの間にか「巨匠」の仲間入りをしているが、いよいよマッカーシーも日本で名の通る作家として認められたということだろうか。
この作品でピューリッツァー賞を受賞し、その結果、マスコミ嫌いの孤高の作家であるマッカーシーが、テレビのオプラ・ウィンフリーショーに出演し、ファンを驚かせたというのも記憶に新しいが、出版社との契約で、次の二作が決まっているというのもまた驚き。
その陰には、年を取ってからもうけた、現在9歳になる息子の影響が大きいのだろうかと思う。つまり、マッカーシーはもう孤独ではないということだ。それについては非常に喜ばしいことであると、一ファンとして胸を熱くする。
さて、この作品はすでに映画化されており、アメリカでは今年の11月に公開される予定だという。それだけでも楽しみだけれど、主演がなんと!ヴィゴ・モーテンセンだというから、これはどうしても見逃せない。マッカーシーとヴィゴはイメージ的に通じるところがあり、それは多分に『指輪物語』のアラゴルンのキャラクターによるところが大きいのだけれど、この作品で両者が組むことは、個人的には最高の組み合わせであると思う。今からわくわく!
さらに、1985年作の『Blood Meridian』も映画化が決定しているそうで、となると、スペイン語混じりの読みにくい原書を、また黒原敏行さんの名訳で読めるようになるかもしれないわけで、そちらもかなり楽しみ!
★世界は終わり、荒涼とした道を淡々と
荒涼、沈黙、神なき世界。父と息子は冬に備えて南へと向かう。空には雲がたれこめ、寒さが募る。荒れた庭で死んだライラックの枝がもつれあい、去っていった息子の母は夢に現れるのみ。家のポーチには何年も前に死んだ男が座り、人食の<野蛮人>が襲いくる。生き残ったわずかな人々は限りある資源をめぐって殺しあう。
ピンチョン、デリーロらと並ぶ大作家マッカーシーの最新作は、なにかカタストロフィが起きた後の週末世界の物語である。具体的な経緯はいっさい説明されない。大惨事後に生まれた少年は、野生のキノコをごちそうとして食べ、不満も漏らさないが、世界の深い絶望をおそらく本能的に分かっているのだ。そんな息子を守るために、父は一刻一刻を生き延びようとする。「火を運ぶ者」として。
1950年代にはケルアックによる青春の書『オン・ザ・ロード』が自由を謳いあげた。「旅の途中」を意味するこの題名から on がとれた『ザ・ロード』では、そこを歩く人間の姿は消え、道だけが残った。
「やるべきことのリストなどなかった。今日一日があるだけで幸運だった。この一時間があるだけで、“あとで”という時間はなかった。今がその“あとで”だった」
季節の移ろいも、時間の区切りも失った世界は、ただ平坦に薄暗く広がり、そのむきだしの荒涼を、マッカーシーは淡々と記述する。いかなるメッセージも文脈も剥がれた世界で言葉の無力さを伝える言葉の力強さよ。
「四月は残酷きわまる月。死んだ地にライラックを咲かす」に始まり、「冬には南へまいります」というT・S・エリオットの長詩「荒地」から伸びる道の上に、『ザ・ロード』もまた位置しているのだろう。しかし最後には一縷の光を感じさせる。作者独自のスタイルの原文には、カンマがごく少なく、訳者の黒原氏はその文体を生かすために、地の文で読点は(一つのパターンを除いて)使わないというルールを自らに課したと見え、茫々たる荒廃の表現に貢献している。─朝日新聞より:評・鴻巣友希子(翻訳家)
※マッカーシーは大好きな作家だが、いつの間に大作家と評されるようになったのだろう。孤高の作家がやっと日の目を見たということで、そのこと事態は嬉しいことではあるけれど、私としてみれば、マッカーシーはその表現の独自性で別格だから、ピンチョンやデリーロやケルアックと一緒にしないでくれと言いたいし、彼らと並べて書いたからといって、マッカーシーの世界が分かるわけでもない。マッカーシー自身も、彼らと並べられて仲間のように扱われ、いつの間にか大作家と言われることを嬉しいと思うのかどうか疑問でもある。
また翻訳の黒原氏は、翻訳の際に何もわざわざルールを課したわけでもないと思う。マッカーシーの文体そのままに訳しているわけで(それが翻訳家のつとめだろう)、そのマッカーシー節を最大限に引き出すために、句読点などということだけではなく、多大な勉強と努力をされてきたのを知っている。
★原書
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※1/6読了
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<内容紹介>
逃げた父はオルガニスト。刺青師の母は幼子とともに後を追って北海の国々へ。父を知らぬ息子は、やがて俳優になり――。最長最強の大長篇、待望の翻訳。
※2/27読了
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※1/3中断
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※12/30読了
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